ボカロ"kokone"が歌う、男目線の失恋歌を作る【習作#M01】第0/7日目

今、細々とインストモノ(歌の入っていない曲)の仕事をさせていただいている事がほとんど。歌モノはこれからの挑戦ってことで、最近、テーマとターゲットを決めて作詞作曲の練習を始めてます。

テーマの決め手は、「男目線の歌を、女性ヴォーカルで歌わせたら、少し現実離れしていて面白いかも」と思った事。あと、自分で仮歌を入れるにしても、男が歌うとリアル過ぎちゃって重たくなるかな、と。

ということで、ヴォーカルはウチのkokoneさん(ボカロ)です。

ナゼ初音ミク、とかではないのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。


理由は一つ。「楽器屋さんの親切なお兄さんが、初心者にもお勧め」って言ってくれたからです。

その、お勧めする理由は次の通り。

1. 調声しやすい

2. 音域が広い

3. 比較的滑舌が良くて聞き取り易い


まぁ、何せ歌モノが初、ということもあって

音域が狭いヴォーカルに合わせてメロディラインを作る事が

ちょっと不安だった事もありますのでね。。。^ ^ ;


それと、調声のやり方について学ぶため、Nagieさんの著書

「ボーカロイドを思い通りに歌わせる本」を読んでます。


ボカロのライブラリは、それぞれ調整するパラメーターがあって、それをいじる事で自然に揺らしたり音程を滑らかに上下させたり、ブレス音を追加して息継ぎ間を出す、ということができるのですが、「自然な歌声」にするには、どれか一つ、ではなくて、

「複数のパラメーターをいじる」ことで実現したりします。


たとえば、実際のプロの歌い手さんが歌っている曲を、何でも良いので聴いてみて下さい。

低い音程から高い音程にいく時の、しゃくり上げる感じとか、

パンチを出すため、ちょっと荒っぽく息継ぎしつつ、ちょっと低い音程から本来の音程に瞬間的に滑らかに移動している感じ(ポルタメント、といいます)が、よくよく聞くと分かると思います。


どれか一つだけいじると、いかにも機械を人間に近づけてみましたーって感がモロに出ますが、その全てをいじると、「ちゃんと人間が歌っている」ようになる。


ただ、その複数の事を同時にやるのではなく、一つ一つを聞きながら調整するのです。

この本では、一つ一つが、どんな効果をもたらしてくれるパラメーターなのか、が

分かり易くまとめられてます。

実演の動画もDVDで付いて来るので、感覚的にも掴み易く出来ていると思いますね。


で、結局、調声は何がキモか?


ズバリ。


1. 実際の歌い手さんをイメージ(出来上がりの歌う感じを明確にイメージする)

2. そのイメージに近づくための、パラメーター理解と細かい操作

3. プロの歌い手が、どんな風に歌っているのか? をよーく聴いて観察,分析


コレにつきます。


明確に頭の中で、ヴォーカリストが歌っているイメージがないと、出来上がりの質がチェックできません。

そのためには、歌い手がどんな歌い方をしているのか? を、予めいく通りも聴いておいて、あるいは、作ろうとしている曲に近いイメージの曲を、何度も聴いてイメージできるようにすると良いと思います。


僕も、これから始める訳ですので、初心者です。


その調声の工程とかコツについては、またこのブログで記事にしたいと思っていますので、参考にしていただければ良いな、と思います。


ではでは!




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